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場面緘黙症の原因や治療方法を言語聴覚士が詳しく解説しています

場面緘黙症

~ 場面緘黙コラム ~ 場面緘黙症の原因や専門家と行う治療方法について言語聴覚士が解説⑤

今回が「場面緘黙症」コラムの最後です。ここまで4回のコラムでお伝えしたことをおさらしていきます。一緒に確認していきましょう。

 

場面緘黙症の症状を知ろう

場面緘黙症の問題コラム①では、場面緘黙症の基礎知識や症状についてもご紹介しました。不安症の一種であり、具体的な症状は以下のようなものがあります。

・全く発話ができない
・小声で少しだけ話せる
・無表情
・食事ができない
・トイレに行けない
・身体がこわばる
・身体に力が入らない

このように、発話だけでなく身体症状にまで影響が出てしまうこともあります。これらは全て出るのではなく、人それぞれになります。

 

場面緘黙症の原因とは

コラム①では、場面緘黙症の原因についてご紹介しました。原因は、はっきりしていません。一つの要因で発症するのでなく、遺伝や気質、心理、発達、社会環境などの様々な要因が関与して発症すると考えられています。

具体的には以下のようになります。

・生物学的要因
 遺伝、気質、発達、など
・心理学的要因
 不安、苦手意識、など
・社会的/文化的要因
 生育環境、など

このように様々な要因が重なることで場面緘黙症は発症するとされています。

 

心構えは自尊感情を高く!

場面緘黙症を治療する心構えコラム②では、場面緘黙症の治療方法や治療を行うための心構えをご紹介しました。心構えは「自尊心を高く持つこと」でした。自尊感情が低いと、自己イメージが乏しくなり自信がなくなってしまいます。そのため、自尊感情を高くするためには以下の2つに気をつけます。

①自己イメージをしっかり持つ
②自分を信じる

自信過剰になる必要はありません。ネガティヴになりすぎず、苦手なことがある自分も受け止めてみましょう!

 

専門家とする場面緘黙症の治療

コラム③では、専門家と実施する場面緘黙症の治療方法をご紹介しました。具体的には以下の通りです。

・臨床心理士:心理療法*
・言語聴覚士:心理療法*
・音楽療法士:音楽療法
・医師:薬物療法など
*認知行動療法・行動療法など

実施する方法は症状や重症度などに応じて異なります。個々にあった方法で「安心して話せる環境」を整え、緘黙症状の改善を図ります。同時に、自己表現やコミュニケーションの楽しさ、発話に対する自信などの獲得も目指します。

 

支援を受けて場面緘黙症を克服

コラム④では、場面緘黙児者が受けることができる支援や自分でできる工夫についてご紹介しました。周りからの具体的な支援は主に以下の3つです。

①正しい理解と配慮
②話しやすい環境づくり
③情報の共有*
*家庭、学校、職場、医療機関など

このようにして環境を整えていきます。そして、同時に以下のような自分でできる工夫も行なっていきます。

・カミングアウト
・カードやリーフレットの使用
・自分にあったコミュニケーション

まずは、「話したくても話せない」という正しい認識を持ち、情報を共有して誤解のないコミュニケーションをとりましょう!

場面緘黙症の改善を目指そう最後に、これまで「場面緘黙症」コラムにお付き合いいただき、ありがとうございました。まだまだ認知度の低い場面緘黙症ですが、周りの人が正しい知識を得て、場面緘黙児者の話しやすい環境を作ることが大切です。

また、場面緘黙児者も心構えや周りへの情報提供で、コミュニケーションがしやすくなります。場面緘黙で悩んでいる方の手助けになれば嬉しいです!そして、場面緘黙症の人とコミュニケーションをとりたいと悩んでいる人の疑問を解決する糸口になれば幸いです^^♪

コミュニケーションをとるのもより楽しくなると思います。コンプレッックスを減らし、大切な人たちとより豊かな時間を過ごすことができるようになるでしょう!

そして、場面緘黙症を良くしたい!という方、弊社の通信講座を受けてみませんか。弊社では、臨床心理士や言語聴覚士がカウンセリングや話し方を改善するためのレッスンを行なっています。専門家があなたに合った練習方法を一緒に行っていきます!お気軽にご連絡ください(^ ^)みなさんのコミュニケーションがより豊かで充実したものになるよう、講師も一緒に頑張ります!



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