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滑舌改善トレーニングの基礎「舌トレ」写真付きで解説

滑舌改善トレーニング!具体的な練習方法

~ 滑舌コラム ~ 滑舌トレーニングの基礎「舌トレ」写真付き解説-言語聴覚士監修②

滑舌トレーニングの基本!舌トレ

コラム①では、滑舌が悪くなる原因を3つあげました。具体的には「①舌の動かし方が不器用」「②息の出し方が不得意」「③音の識別が不得意」でしたね。

今回は滑舌のトレーニング方法として「正しく舌を使う」をご紹介します。舌のトレーニングで滑舌を改善しよう

正しく舌を使うには「舌の脱力」が必要です。正しく舌を使う詳しい方法やトレーニングのポイントなどを紹介していきます。

正しく使うコツは舌の脱力

では、さっそく正しく舌を使うコツを紹介します。

正しく舌を使うコツは、舌の脱力をマスターすることです!舌はとても細かく複雑な動きをしています。この細かく複雑な動きを正しく行うために、舌の脱力をマスターする必要があります。

正しい発音ができていないということは、正しく舌を使えていないということです。これは機能性構音障害による舌の癖が原因です。舌の癖は不必要な力です。癖をなくしたフラットな状態の舌で正しい舌の使い方、つまり正しい発音を身につけます。

ただやみくもに、正しい発音の練習をするのではなく、まずは舌の脱力をマスターすることが大切です。滑舌を改善するために舌の力をコントロールできるようにしましょう!

2つのポイントで滑舌改善を

それでは、舌の脱力をマスターするためのトレーニング「舌トレ」を解説します。

まずは、舌トレを効果的に行うポイントをご紹介します。舌トレは、自分で行うとうまくいかなかったり、自己流の間違ったやり方になってしまう人も多いようです。そうならないために、ポイントをしっかり押さえておきましょう。

1.舌トレは順番に行う
まず口を大きく開け、その状態で舌を前に出し、舌の力を抜きます。

舌を出しながら舌の脱力をしても、慣れないうちは感覚がつかめません。しっかり舌を出した後に、脱力をしてください。

2.ペターっと舌の力を抜く
舌の力を抜くときのポイントはペターっと力を抜くことです。

口を開けた後、下唇にそっと舌をのせるイメージです。下唇の上でしたがペターっとなるように力を抜いてみましょう。

この2つのポイントを守ることで、舌トレをマスターしやすくなります。

実践!舌トレをやってみよう

さっそく、滑舌トレーニングの基本である舌トレを、鏡を見ながら実際にやってみましょう!

練習
①縦に指が3本入るくらい口を大きく開けましょう。
滑舌トレーニングの基礎「舌トレ」の手順1②口を開けたまま、舌を前に出します。
滑舌トレーニングの基礎「舌トレ」手順2③下唇に乗せるイメージで、舌の力を抜いてください。
滑舌トレーニングの基礎「舌トレ」手順3舌の先端がまっすぐになっていること、ピクピク動いていないことを確認する。

○舌の脱力ができている(正しい状態)
・舌がピクピクと動いていない
・舌の先端が平らになっている

×舌の脱力ができていない(悪い状態)
・舌がピクピクと動く
・舌の先端が平らでない
滑舌トレーニングの舌の脱力ができていない状態

正しい舌の動きを確認しよう!

舌の脱力ができたら、実際に正しい発音をしてみましょう!今回は、その中でも悩む方の多い「し」の正しい発音動作を確認しましょう。

大げさに舌を動かすので発音は歪みますが、正しい発音動作を身につけるためのトレーニングなので、気にせず行ってください。

練習
①舌トレをします。
滑舌トレーニング「し」の発音舌トレ舌を下唇の上にのせて、力を抜きます。

②①の状態を保ったまま、舌を平らにします。

③舌を上歯と下唇で軽く噛みます。滑舌トレーニング「し」の発音手順3この時の力は、支える程度で構いません。

④③の状態のまま「しぃーーー」と発声します。滑舌トレーニング「し」の発音手順4何度か繰り返し発音して徐々に「しぃ」の母音を短くします。

⑤「し」と発音できればOKです。
滑舌トレーニング「し」の発音手順5

舌の先端と上の前歯との隙間を息が通るのを感じることができましたか?その隙間を呼気が通る感覚が「し」と発音できたときの感覚です。

正しい練習で滑舌を良くしよう!

正しい舌の動きを感じることができたでしょうか。いつもよりも大きくゆっくり発音することで、正しい舌の使い方を確認することが出来ます。

この他の音も、同じように正しい発音の方法があります。舌の動きを意識しながら発音の練習を行ってみてください!

次回のコラムでは、滑舌トレーニング「②息の出し方を意識して発音」についてご紹介します

★舌トレのマスターが滑舌改善の第一歩!焦らず練習をしよう!

 

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*出典・参考文献・書籍
1)阿部雅子. "構音障害の診断と治療." 音声言語医学 43.3 (2002): 316-324.
2)西尾正輝:ディサースリアの基礎と臨床 第1巻 理論編 インテルナ出版株式会社 P49〜72 2006

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