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滑舌改善トレーニング「苦手な発音の改善方法」を言語聴覚士が解説

滑舌改善トレーニング!発音の具体的な方法

~ 滑舌コラム ~ 滑舌トレーニング「苦手な発音の改善方法」-言語聴覚士監修④

耳のトレーニングを忘れるべからず

コラム③では、滑舌が悪くなる原因「息の出し方が不得意」についてご紹介しました。具体的には呼気を唇の中心あたりから出すことでしたね。

今回は、滑舌が悪くなる原因「音の識別が不得意」について解説していきます。滑舌トレーニングに必要な耳のトレーニングやその必要性などをご紹介していきたいと思います。耳の練習も交えて滑舌トレーニングを行おう

耳を鍛えることも滑舌改善に大切

まずは、滑舌を改善するために「なぜ耳のトレーニングが必要なのか」を解説します。

滑舌を良くしようとするとき、舌の動きや発音のトレーニングをするかと思います。このとき、どのように発音を確認していますか?

発音した音をその場で確認している人が多いのではないでしょうか。自分ではしっかり確認しているつもりでも、できていないことも多いです。

例えば、動画を撮ったとき、録画した自分の声がいつもと違うと感じたことはありませんか?以外と、早口だなとか、こんなに声が高いのか!と気づいた方もいると思います。

このように、自分の発した声をその場で聞くのと、録画した音を聞くのでは聞こえ方が異なります。音を正しく判別して滑舌トレーニングをしよう

滑舌に悩む人の多くは自分の発音は良くないというイメージがあるため、その場で声を確認する場合、正しく認識できていないことも多いです。このような状態で自分の発音を識別していては、必要なトレーニングを行うことができずに滑舌が思うように良くならないということにもなりかねません。

滑舌を改善するには、自分の発音を識別して正しい発音を身につける必要があります。「音を正しく識別して滑舌トレーニングに生かす」ことが大切です。

音の識別がカギ

次に、正しく音を識別するためのポイントをご紹介したいと思います。

1.発音を録音する
録音しながら滑舌のトレーニングをしましょう。聞き返して自分の発音がどうだったのか確認しながらトレーニングを進めてください。

2.録音を聴き返す
録音をしておいたものを定期的に聞き返しましょう。発音や話し方など、どのくらい効果があるかを客観的に知ることができます。

滑舌に苦手意識がある人は、録音をした発音を聞き返すことに抵抗があるかもしれません。しかし、発音を録音して客観的に自分の滑舌に向き合うことが、滑舌のトレーニングには大切です。

慣れてくれば、録音を聞き返す頻度も減ってきます。しっかりと音の識別ができるように録音しながらトレーニングをすることを心がけましょう!

耳を鍛える滑舌トレーニング

次は、音を正しく識別するための方法をご紹介します。具体的な方法は、録音した音を聞くことです。実際に滑舌のトレーニングとして使用する課題を使ってやってみましょう。

今回は、特に発音しにくいと感じる人が多い「ら」を含む単語の練習をします。スマホなどで録音しながら行ってください。

練習
(1)いつも通り発音
①ランチ ②ライト ③ラムネ ④ランプ ⑤らくだ
(2)1音を2秒で発音
(3)いつも通り発音
(4)録音を聞き返す

録音を聞き返して、実際に話している発音との違い知ることはできましたか?録音と実際の声が違ってもOKです。録音した声をしっかりと聞いて、苦手な音の克服に役立てましょう!

発音がうまくできなかった単語は、1音にかける時間を長くして練習してみてください。うまく発音ができるようになってきたら、1音にかける時間を少しずつ短くしていってみましょう!

焦らず丁寧に録音した1つ1つの音をしっかりと確認して、根気強くトレーニングを続けましょう!

録音も滑舌トレーニングに効果あり!

最後に、音を録音して正しく識別するメリットをご紹介します。

1.苦手な音を漏らさず改善できる

2.発音を確認しながらトレーニングできる

3.最終的に録音しなくても音を識別することができるようになる

これらは滑舌トレーニングのすべての過程に共通しています。録音して「音を正しく識別」し滑舌トレーニング進めることで、よりスムーズに滑舌の改善を図ることができます。

録音することを面倒に感じたり、自分の声と向き合うことが嫌だと思うこともあると思いますが、少しずつトレーニングに取り入れていきましょう!

自分に合ったトレーニングで改善を!

最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。滑舌が改善するとコミュニケーションがより楽しくなります。大切な人たちとより豊かな時間を過ごすことができるようになると思います。

まずは、ご紹介したことを意識して練習を行ってみてください。そして、滑舌を治したい!という方は、弊社の滑舌改善通信講座を受けてみませんか。弊社では、言語聴覚士が滑舌改善のレッスンを担当しています。言葉の専門家が滑舌を見極めて、あなたに合った練習を一緒に行っていきます。気軽にご連絡ください(^ ^)

みなさんの滑舌が良くなるよう、講師も一緒に頑張ります!

★録音もトレーニングに効果有り!音を正しく識別して滑舌を効率的に改善

 



*出典・参考文献・書籍
1)上田功. "機能性構音障害の音韻分析: 臨床的視点からの考察 (< 特集> 言語障害 (吃音と構音障害) の様相と分析)." 音声研究 17.2 (2013): 21-28.
2)上田功. "音韻理論と構音障害 (< 特集> 正常な発話と逸脱した発話)." 音声研究 12.3 (2008): 3-16.
3)白坂康俊、熊田政信:言語聴覚士のための機能性構音障害 医歯薬出版株式会社 P20〜229 2012

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