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滑舌を良くする方法!3つのコツで改善を目指す練習を言語聴覚士が解説

滑舌,良くする

~ 滑舌コラム ~ 滑舌を良くする方法!3つのコツで改善を目指す練習法-言語聴覚士監修

滑舌を良くする方法とコツまとめ

みなさん、はじめまして!言語聴覚士の林です。私は、言語聴覚士として滑舌にお困りの方へ滑舌改善のレッスンを行っています。本コラムでは、「滑舌を良くする」について詳しく解説をしていきます。滑舌を良くする方法を言語聴覚士が解説しています

皆さんは「滑舌を良くする」と聞くと、どのようなことを思い浮かべますか?唇や舌を動かす体操や発音の練習なんかを思う浮かべる方が多いのはないでしょうか。

話し方や伝え方に対する意識が高くなっているため、滑舌を良くするための方法が数多く紹介されています。しかし、どの練習をどのくらいやればいいの?この練習で本当にあっているの?など、試行錯誤しながら練習を進めている方も多いと思います。

滑舌を良くする絶対的な方法は未だ確立されていません。個々の悩みや目標に合わせた治療法で改善を図ることが大切です。

このコラムでは、滑舌を良くするための方法とそのコツについて詳しくご紹介していきたいと思います。

滑舌に悩む8割の原因!舌の癖

まずは、滑舌を良くするために、滑舌が悪くなる原因を確認しましょう。

滑舌が悪くなってしまう原因は機能性構音障害がほとんどです。舌の動かし方に癖があるため滑舌を良くする事ができません。

舌の癖があると

舌をコントロールできない→正常の発音動作を舌ができない→舌の動きが不十分になる

となり、滑舌が悪くなってしまいます。

舌は少し動きが違うだけで“発音”に違和感を感じてしまいます。これが滑舌に悩む原因です。滑舌を良くするポイントは舌のクセ

滑舌を良くする練習方法

ここからは、滑舌を良くする具体的な方法と流れを紹介していきます。

具体的には以下の内容を行います。

①舌の脱力を身につける:舌トレ
→舌の力をコントロールして、正しい発音を身につけやすくする。

②舌の感覚を鍛える:舌の固有感覚練習
→舌がどのように動いているのかを感じながら練習を行えるようになるため、正しい発音が身につきやすくなる。

③正しい動作を意識して繰り返す
→1音の発音、単語、短文など練習で使用する音は徐々に長くしていく。正しい発音の動きを繰り返し行うことで練習を会話へ汎化させる。

滑舌を良くする練習は①から順番に行っていくことがほとんどです。自分に必要な練習をスモールステップで進めますが、前のステップに戻って舌の力や感覚を確認しながら滑舌を良くする練習します。滑舌を良くするトレーニング

3つのコツで滑舌を良くする!

滑舌を良くする方法と流れがわかったところで、滑舌を良くするコツをご紹介します。

今回は自分に合った滑舌を良くする練習を行うために、必要な3つのコツを伝えしますね。

①自分に必要な練習を見極めるコツ
基本的な練習段階を知る

②正しい発音を身につけるコツ
口の中の構造を頭に入れる

③発音を会話に生かすコツ
前後の隣り合う音を意識する

滑舌を良くする練習は単調なため、流れ作業のようになってしまう人も少なくありません。3つのコツをつかんで練習を丁寧に実践していきましょう!

それでは、3つのコツについて詳しく解説していきます。滑舌を良くする練習を継続する3つのコツ

徹底解説!滑舌を良くする3つのコツ

①必要な練習を見極めるコツ
基本的な練習の流れを頭に入れて練習に取り組むことです。滑舌を良くする流れは以下の通りです。

ステップ1:原因を知る
1.自分の苦手な舌の動きを知る
2.自分の苦手な発音を知る

ステップ2:練習をする
1.舌の脱力をマスターする
2.正しい発音動作を身につける
3.正しい発音を連続してできるようにする
4.日常会話に正しい発音を汎化する

滑舌を良くするには、このステップを踏み、滑舌を悪くしている原因と症状に合った方法で練習をすることが大切です。

②正しい発音を身につけるコツ
口の中の構造を頭に入れて練習に取り組むことです。発音に必要な口の構造は以下の通りです。

口の中を横からみると下の図のようになります。

口の中の構造を言語聴覚士が解説<図の解説>
唇があり、その後ろに前歯があります。前歯の後ろには歯を支える歯茎(はぐき)があり、ここを専門用語で歯茎(しけい)といいます。歯茎の後ろには、お口の天井があります。ここを専門用語で口蓋(こうがい)といいます。口蓋は、前方が軟口蓋、後方が硬口蓋に分かれています。
次に、図の下方です。一般的には顎です。顎の中に唇と歯があります。その後ろにあるのが舌です。舌は前舌・奥舌に前後で分かれています。
細かくいうと、もっと発音に必要な部分はありますが、おおよそこのような部分が大切であることが知っていただけたらOKです。

発音しているとき、舌が口の中でどうなっているか、どこをどのように触っているかなどをイメージすることが大切です。そうすることで、発音に必要な舌の動きを知りながら発音を進めることができます。

③発音を会話に生かすコツ
前後の隣り合う音を意識して練習することです。主に単語や短文で意識することが多いです。

例えば、ラ行が苦手だとします。ラ行を含む「さくら」を練習する時、「さくら」の“ら”がうまく発音できない。“ら”の練習を頑張るけれど、なんだか“く”も歪んでしまう。

このようなことは多くあります。ラ行は舌の先端を使って発音するのに対して、カ行は奥舌を使って発音をします。

舌の先端と奥とを瞬時に動かすことができず、「さくら」の“く”も歪んでしまうことがあります。練習している音だけでなく前後の隣り合う音も丁寧に発音しましょう!滑舌を良くするための3つのコツをポイントにしよう滑舌を良くする練習を進めているうちに、自分の苦手な発音の傾向がつかめるようにもなります。そして、正しい発音をより確実に長い文章や会話に生かすことができます♪

滑舌を良くすることの最終目標は、苦手な発音なくして会話を楽しむことです。滑舌を良くする3つのコツをつかんで練習を進めましょう!

滑舌を良くする!自分に合った練習方法がカギ

最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました。滑舌を良くする事ができるとコミュニケーションがより楽しくなります。そして、大切な人たちとより豊かな時間を過ごすことができるようになると思います。

まずは、ご紹介した滑舌を良くする3つのコツを意識して練習を行ってみてください。そして、滑舌を治したい!滑舌を絶対良くする!という方は、弊社の滑舌改善通信講座を受けてみませんか。弊社では、言語聴覚士が滑舌改善のレッスンを担当しています。言葉の専門家が滑舌を見極めて、あなたに合った練習を一緒に行っていきます。気軽にご連絡ください(^ ^)

みなさんの「滑舌を良くする!」という目標に向けて、講師も一緒に頑張ります!

★滑舌悪化の原因は舌の癖!自分に合った練習が滑舌を良くする事につながる


*出典・参考文献・書籍
1)Gierut, Judith A. "Complexity in phonological treatment: Clinical factors." Language, Speech, and Hearing Services in Schools 32.4 (2001): 229-241.
2)西尾正輝:ディサースリアの基礎と臨床 第1巻 理論編 インテルナ出版株式会社 (2006): 49-72.
3)上田功. "音韻理論と構音障害 (< 特集> 正常な発話と逸脱した発話)." 音声研究 12.3 (2008): 3-16

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