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吃音治し方コラム

吃音治し方

~ 吃音コラム ~ 吃音の治し方やどもりの症状。原因と治療法を言語聴覚士が解説

みなさん、はじめまして!言語聴覚士の林です。私は、言語聴覚士として滑舌や吃音にお困りの方へ改善レッスンを行っています。本コラムでは、「吃音の治し方」について詳しく解説をしていきます。

吃音の治し方を専門家が解説

話すことが嫌になることも?!

みなさんは「吃音」や「どもり」がどのようなものか知っていますか?

吃音やどもりは、特定の言葉が発しにくくなる状態で特徴的な症状がいくつかあります。

その症状で悩んでいる方は、コミュニケーションをとる時に焦ってしまい、症状をさらに悪くしてしまうこともあります。またコミュニケーションを避けてしまい、社会参加をあきらめるなんてことも…。

吃音やどもりは、はっきりとわかっていない部分が多い分野ですが、吃音を治したいと思っている方はもちろん、吃音の方と接する方も共通の正しい知識を持つことがとても大切です。

吃音者を苦しめる3つの中核症状

まずは実際に、吃音者を悩ませている症状を詳しく見ていきましょう。

どもり(吃音)の症状は、吃音特有のものと、それらによる二次的なものの2つがあり、この中でも吃音者を苦しませてしまう症状を中核症状といいます。

中核症状には、3つがあります。

・ブロック(語音のつまり)
・繰り返し(語音の連発)
・引き伸ばし(語音の引き延し)

これは、自分の意思に反して出現するため、コントロールすることができません。

吃音の二次的な症状は、中核症状を避けたり、カモフラージュするために起こるものが多いため、吃音者を悩ませるタネは中核症状と言っても過言ではありません。

中核症状以外の吃音の症状について詳しく知りたい方は「吃音原因コラム①」をご覧くださいね。

吃音の治し方や発音について解説

発音に必要な「構え」とは?

吃音の症状がわかったところで、発音に必要な構えについて説明をしたいと思います。

私たちが言葉を発するとき、口の中では次のようなことが行われています。

「発音の準備→発音→次の発音の準備→発音」

このように、口の中では発音をしながら次の発音の準備も行っています。

この発音の準備=「構え」といいます。

この構えは発音をする上で必要なことです。なぜなら、発音を始めるときの構えが不十分だと、最初の音につまってしまったり、次の音に進めず同じ音を繰り返してしまうことがあるからです。

つまり、発音の準備が不足してしまうと、うまく発音ができなくなってしまうということです。

そのため、発音の構えをしっかり行うことが、吃音を治し方の第一歩といえます。

では、具体的にどのような吃音の治し方があるかを見ていきましょう。

吃音治療の考え方

ここで、吃音の治し方の考え方として、河野(2007)が薦める「どもってしまう話し方を無くし、新しい話し方を獲得していく方法」をご紹介します。

河野(2007)は、吃音の治療について

・異なるしゃべり方を工夫して造り出すこと
・造り出したしゃべり方で音読訓練をたくさんすること
・しゃべり方を日常生活の中で使ってみること

といっています。

つまり、どもってしまう話し方でない新しい話し方を獲得していくことが大切であるということです。

さらに大切なことは、練習を重ねて普段の生活で新しい話し方を使えるようになることです。吃音の治療は、症状を治すというよりも、どもらない新しい話し方を獲得することがカギになります。

では、どのようにして新しい話し方を獲得していけば良いのでしょうか?3つのポイントで吃音やどもりを改善しよう

3つのポイントで新しい話し方を

吃音の治し方のカギとなる、新しい話し方を獲得するために意識するポイントを3つご紹介しますね。

①力まない
話し始めるとき、口や舌だけでなく体にも力が入らないようにする。

力んでしまうと、構えを十分に行うことができなくなります。

②口の奥を広くする
口の中で舌が動きやすいように口の奥を広げる。

口の中を広くすることで構えを行う空間を確保します。

③丁寧に話す
1つ1つの音を大切にして丁寧に発音する。

具体的な練習方法は「どもり治し方コラム」で紹介していますので、チェックしてみてくださいね。

これらを意識しながら練習を行うと、自然と構えを意識して話すことになります。構えを意識することで、自己分析をより細かくすることができるようになるため、話し方を変えるときにとても役立ちます。

そして、練習を進めていく中で「今、スムーズに舌が動いた気がする」「話しやすかったな」と感じることがあると思います。その話し方が新しい話し方かもしれません!そのときの感覚を忘れず、新しい話し方を日常会話に適用してみましょう。

吃音の治し方で楽しい会話をしよう

話し方を新しくするのは、とても大変な作業です。自分を変えることを恐れず、根気強く練習を続けましょう!

吃音の治し方で話すことを楽しもう!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!吃音に対する考えは様々であり、専門家の意見も様々です。しかし、どんな治療法を選択するとしても、それに対する正しい知識と自分に向き合う根気が必要です。

このコラムが吃音で悩んでいる方の、解決の糸口になればうれしいです(^^)

まずは、ご紹介した練習を行ってみてください。そして、吃音を治したい!という方は、弊社の吃音改善通信講座を受けてみませんか。弊社では、言語聴覚士が吃音改善のレッスンを行っています。言葉の専門家があなたの弱点を見極めて、あなたに合った練習を一緒に行っていきます。気軽にご連絡ください(^ ^)

少しでも悩みが解決し、話すことを楽しむことができるよう講師も一緒に頑張ります!

★吃音は新しい話し方で改善する
★口の構えを意識して話す
★今までの話し方は捨てるつもり練習!

 


*出典・参考文献・書籍
1)小寺富子. "言語聴覚療法 臨床マニュアル 改定第2版"共同医書出版社 (2007):418-439
2)河野道弘. "吃音の治癒−原因と治療法"株式会社ノンブル社 (2007):2-166

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